賃貸不動産経営管理士になるメリットを5つご紹介していきます。
「賃貸不動産経営管理士」は2021年から国家資格となり、注目度が上がっている資格です。国家資格となったことにより、試験の難易度はこれからさらに上がるといわれています。
知名度でいうと宅建士に比べるとまだ低く、資格を取ってもどういうメリットがあるのかわからない人も多くいると思います。
そこで、今回は賃貸不動産経営管理士の資格を取得するメリットを5つご紹介していきます。
将来的に取得したいと思っている方はぜひ参考にしてみてください。
賃貸不動産経営管理士とは?
賃貸不動産経営管理士とは、賃貸不動産管理に必要な専門的な知識・技術・技能・倫理観を以って、賃貸住宅管理の適正化・健全化に貢献することを目的とした国家資格です。
2021年6月から、賃貸住宅の管理会社には業務管理者の設置が義務付けられました。賃貸不動産経営管理士の資格は業務管理者の要件を満たしています。
そのため、今後は資格のニーズも高まるため、他の不動産関連の資格と並び、需要もどんどん高まってくるでしょう。
賃貸不動産経営管理士がどういう資格なのか、試験の概要や仕事内容などを「賃貸不動産経営管理士の仕事内容と試験対策:不動産業界へのステップアップ」の記事で紹介しています。ぜひこちらも参考にしてみてください。
賃貸不動産経営管理士になるメリット
賃貸不動産経営管理士になると様々なメリットがあります。ここでは5つ紹介していきます。
業務管理者になれる
2021年6月から、200戸以上の管理物件をもつ不動産会社は、営業所または事業所ごとに1名以上の業務管理者を設置することが義務付けられています。賃貸不動産経営管理士はこの業務管理者の要件に該当します。
業務管理者の設置が義務付けられたことや2021年から国家資格となったことにより、賃貸不動産経営管理士資格の必要性も注目度も年々高くなってきています。
就職、転職等のキャリアアップに有利
賃貸不動産経営管理士の資格は実用性が高いため、就職、転職活動中の人にとっては大きな武器となります。資格を持っていれば知識と努力の証明になり、面接官に本気度ややってきたことが伝わりやすくなるからです。
また、賃貸管理業をメインに営む会社であれば、賃貸不動産経営管理士の資格手当が出るところもあります。資格手当として給与に月5千円~1万円プラスされる会社が多く、取得した際にお祝い金をもらえる会社などもあります。
キャリアアップや収入アップを目指している方は、賃貸不動産経営管理士の資格取得を目指してみましょう!
賃貸経営に役立つ知識が得られる
法律、建物管理、空室対策、節税対策など賃貸管理に関する幅広い知識が身につき、賃貸経営をやっていくうえで心強い支えとなります。賃貸経営に関する専門知識を習得することができ、建物の管理やメンテナンス、入居者とのコミュニケーションなど、実務的なスキルも身に付けることができます。
これらの知識とスキルは、賃貸物件の運営や管理において、円滑な業務遂行やトラブルの回避に役立ち、入居者や大家さんの信頼度や満足度の向上にもつながります。
このように、自分が賃貸経営を行う場合にも、賃貸不動産経営管理士の知識はトラブルを回避できたりと役に立ちます。
不動産を貸すとき、借りるときに役立つ
オーナーさんや地主さんだったら、貸主として賃貸借契約を締結する際に役立ち、管理業者からの信頼が得られます。
日常生活との関連性も高く、一人暮らし等で物件を借りている人やこれから借りようとしている人は自分が借主となるため、契約内容に交渉が行うことができたりします。
入退去のときにもスムーズにすることができ、敷金礼金や更新料等のトラブルが発生しやすいところでも適切に対応できるようになります。
不動産業や賃貸住宅管理業で働いていなくても、学生や社会人の方には役立つ知識が得られます。
独立、起業する際に役立つ
賃貸不動産経営管理士を取得すると、不動産管理業者として独立や企業する際にとても役に立ちます。
物件の管理や運営、法律や規制の遵守など、多岐にわたる業務を円滑に行うための知識と経験が必要ですが、賃貸不動産経営管理士の資格を持つことで、それらの業務を効率的に行うことができます。
また、賃貸不動産経営管理士を取得していると、最近人気が高まっている民泊や「Airbnb」ができる住宅宿泊管理業者として登録することもできます。
自分の将来のために賃貸不動産経営管理士の資格を取ってみたいと思った方は、「独学で賃貸不動産経営管理士試験を合格!効果的な勉強法とは?」の記事で私が独学で一発合格した勉強法を紹介しています。ぜひ、こちらも参考にしてみてください!
まとめ
今回の記事では、賃貸不動産経営管理士になるメリットを5つご紹介させていただきました。
- 業務管理者になれる
- 就職、転職等のキャリアアップに有利
- 賃貸経営に役立つ知識が得られる
- 不動産を貸すとき、借りるときに役立つ
- 独立、起業する際に役立つ
賃貸不動産経営管理士は国家資格となり、今後人気も高まり、試験の難易度も上がっていくと思われます。興味のある方は早めの取得を目指しましょう。